屋根裏部屋の発見

オーケストラの結成は1969年、当時パン職人だったジョン・アーシーによる。彼は20年代30年代のダンスミュージックの大ファンであった。ベースとスーザホーンの奏者でもあった彼は、ある日古い屋根裏部屋で黄ばんだ楽譜の山を見つける。それはなんと1000曲を超える20年代から40年代のスウィング、ダンスミュージックのオリジナル・アレンジであったのだ(詳細はHistoryを参照)。そうして1974年秋には最初のアルバムを発表、1975年始めにはカンヌの国際音楽見本市・MIDEMでも紹介され、これに続いて最初のツアーが始まった。

世界各国でツアーを成功させた後、1993年、オーケストラは初めて米国に上陸。75日に及んだ全米ツアーは、シアトルを皮切りにロサンジェルス、アリゾナ、テキサス、シカゴ、ニューヨーク、フロリダの各地をまわり、パサディナのアンバサダー・シアターにも出演する。2001年には再度、6週間の全米ツアーを実施している。

全世界での成功を背景に、香港、クアラルンプール、ドバイ、アブダビの各都市、ヨーロッパではロンドンのロイヤル･フェスティバル･ホール、カンヌのMIDEM、ハンブルクのミュージックホール、ミュンヘンのプリンツレゲンテンシアター、モントルーのジャズフェスティバルなど、各国でその演奏を披露している。