イギリス出身のパサディナ・ルーフ・オーケストラ。1920年代から40年代のスウィングとダンスミュージックが融合したその音楽は、40年以上にわたり全世界を魅了し続けている。スウィングとは単に一音楽ジャンルを指すのではない。心を奪う素敵な響きで人生の喜びを表現する。スウィングのルートは、戦前、ダンスミュージックを奏でていたバンドや「狂騒の20年代」にあり、これが後のビッグバンドで演奏されるスウィングへと発展していった。 数十年すればすたれてしまう他の音楽ジャンルと違い、スウィングは現在またその人気が上昇中だが、これにはパサディナ・ルーフ・オーケストラの活躍も大きな影響を及ぼしている。
|
かつて、時代に疲れた人々の心に元気を与えた彼らのご機嫌な音楽は、現在、世界中の若いリスナーに親しまれているのはもちろん、若い世代のミュージシャンたちをも虜にしている。パサディナ・ルーフ・オーケストラは、彼らを魅了した20年代、30年代のアーティストたち同様、伝説として語り始められているのだ。
|
LPレコード、シングルレコード、CD、DVDなど1974年から40リリース、300曲を超える作品を発表、その時代を超えたサウンドは、何度も再発売を繰り返している。最近では、当時レコードで発表されたアルバム最初の5作品が、日本でCDとして再発売された。
|
本場のスウィングという点において、パサディナ・ルーフ・オーケストラの音楽は半端なものではない… |